お猿のCiao145145の写真その23 いいっしょHokkaido
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北海道の凍れ(しばれ)と戦う145

1)サイドブレーキ事件
先日の東京行きのとき、千歳空港の駐車場業者に145を預けた際、しっかりサイドブレーキを上げてくれた(「上げないで」と口を酸っぱくいったのに!!)。145を引き渡されると、「走れば融けてくれるだろう」無理くり走ったら、殆ど融けなかった。すぐ「やばい」と思い、駐車場業者に引き返したのだが、距離が短かったにもかかわらず○○○km/hで巡航してしまったので、リア右ブレーキが軽く、フェードしてしまった。駐車場業者で155に乗る従業員のかたと一緒に、右リアブレーキのサイドブレーキワイヤのブーツに「お湯」をかけて、一件落着!

2)ドアが閉められない!!
去年と同じく、なまら凍れた夜、とりあえずドアキーは開きノブを引くと、スティッキー感がある。去年と同じく嫌な感じだ。今年もまた、ドアキャッチが開いた状態で凍り付いてしまった。145に乗り込みドアを閉めようとしても、ドアがボディーに当たると、跳ね返って開いてしまい、閉めることが出来ない。解氷スプレーを持っていなかったら、家に帰れないところだった!!

3)1速に入らない!
外気温が、氷点下7、8度になると、発進時にシフトレバーを1速にシフト出来なくなる。まあ、0度を下回ると、その傾向が強いのであるが、信号での発進時にはこまりものである。この現象は、雪道の市街地をノロノロ(20〜40km/h)で走り、Stop&Goが多いギアオイルの温まりにくい走行パターンときによくみられる。つまり、オイルが冷えていると、オイルは固くなり、シンクロの働きが弱くなっているのだと思う。

そもそも、Alfaは、1速シンクロが弱い傾向にあるといわれ、旧型のAlfa乗りでは、発進時に1速へシフトする前に、2速のシンクロを借りるテクニックがよく知られている。が、よ〜く凍れたときには、「お猿」号では、2速のシンクロも「げんなり」!3速シンクロも死んでしまうことが多く、比較的元気なのが、4速シンクロだ。こちらは、停車時に、クラッチを踏んで、シフトレバーに軽く手を乗せ、軽く手前に「こづく」と、「ゴクッ」と4速ギアに吸い込まれる。このあと、クラッチを踏んだまま素早く1速へシフトすると、気持ちよくギアが入ることが多い。

なお、個人的感想だが、145のシフトゲートの切りかたは、左ハンドルでの右手シフトに適した造りになっているようで、シフトレバーを倒す操作の必要な、1、2速へのシフト時に引っかかりを感じることが多い(シンクロが働きにくい)。この厳寒時の「4速シンクロ拝借テクニック」が有効なのは、4速へのシフトでは、左ハンドルでの右手シフトと、右ハンドルでの左手シフトを比較して、シフトレバーに加わる力の方向にあまり差がないことも影響しているような気がする。

P.S.最近は、毎日乗っているのに、暖機時のタペット音うるせーなぁ!(30秒くらいタカカタいう) 



2001、1/6 スロットル清掃とオイル交換   走行65300km

「お猿」兄弟は、年末年始、スノーボードに明け暮れ、その往復で1週間に「お猿」号は1300kmも走行してしまった。これによって、我が145は、65000kmを走行し、いつものスロットル清掃とオイル交換の時期を迎えた。スロットル清掃は札幌市北区内のホー○ック篠路店の積雪のある駐車場で行った。外気温が昼でも氷点下の場所での作業は寒さがこたえるが、ツインスパークの気持ちよさを考えると、やっぱりメンテナンスは欠かさずやりたいもの。通法に従いスロットル清掃を行い、から噴かしを行うと、黒い汚れ(インマニや、燃焼室の汚れだと思う)がマフラーから白銀の雪面にまき散らされる。最近は市内の雪道低速走行が多いので、ブローバイも沢山溜まっていたようで、スロットル清掃の効果がよく体感できた。次にオイル交換。今回も、冬季の暖機時間がAgipDino Sports10w-40より短くて済む「Momo Corse Moteroil10w-40」を探していたのであるが、毎回利用している環状通りのオートバックスに並んでいなかった。そこで上記2つのオイルと同価格帯(4Lで4000円)でなおかつ10W-50という、以前から気になっていた「ELF compeSTI 10w-50」を入れてみることにした。このオイルは、冬季の表示は、10wといままで使用していたオイルと変わりはないが、後半の50という表示が気になる。この数字あくまでおいるの高温に対する表示ではあるが、今までのオイルと比べれば冷間時での粘度も高そうな気がしてならない。しかしながら、何故か、AgipDino Sports10w-40や、Momo Corse Moteroil10w-40とくらべて、コールドスタート時のエンジンの回りが軽いように感じる。水温計が動き始めるまでの所要時間もMomoCorseと変わらない。また走り出してからも、Momo Corse Moteroil 10w-40よりもさらに軽々とエンジンが回り、このオイルは10w-50表示の癖に低温時にも充分流動性があるようである。とりあえず、このELFのオイルは冬場にはむしろAgipや、Momoよりもふさわしいようである。あとは、夏場に高速回転で走行したときに、10w-50の実力を試してみたいものである。なお、今回のオイル交換の作業は、オイルフィルター交換作業をもふくめて、オートバックスでおこなった。アパートの駐車場が積雪でジャッキがかけられないため。なお、今回は下抜きで完全に古いオイルを廃棄した後、オイルフィルターを交換して、新しいオイルを4L入れたので、オイルレベルゲージでは、Maxよりかなり下、丁度、MinからMaxの中間のやや下方程度です。オイルを少なめに入れるとエンジンが軽くなりますよ!

付録「お猿」の4L4000円のオイルインプレッション

1、Agip Dino Sports 10w-40 3980円
夏場のエンジンのフィールは良い。高回転で走り続けてもダレてこないのが良い。高温でも粘度が保たれていると感じる。
冬場は、暖機運転の時間が長く感じる。
このオイルは夏場限定で使用したいとおもう。夏のフィールは最高!!

2、Momo Corse Moteroil 10w-40 3920円
夏場に高回転で走り続けると、エンジンの回り方がが妙に軽薄になり、質感が低下することがある。熱ダレしているのか?田舎道を3000回転以上で何十分も走り続けたときにこの症状がみられた。
冬場は、Agip Dino Sportsと比べると暖機時間は短めで済む。
このオイルは冬場に入れたいと思う。

3、Castrol FX-08 10w-40 3980円
夏場は、常にエンジンの回り方が軽薄になり、全く質感を感じない。サラサラしすぎ?
冬場に関しては、北海道の極寒では試していないが、東京での冬場では、まあ、及第点かなぁ?
ツインスパークには相応しいオイルは、他に多数あると思う。

4、ELF Compe Sti 10w-50 3980円
夏場は、50表示なのでその実力に期待。まだ試していません。
冬場は、40表示のAgipや、Momoよりもすべてにおいて勝る。これは良い(本文参照)。
夏場に、質感のあるエンジンフィールが得られたら、通年このオイルでOKとなるはずだ。

今回のオイル交換では、10w-40や、10w-50の表示から連想されるのとは違う結果が得られました。
オイル選びは奥が深い!! 


01/10今年は凍れる(しばれる)   65500km

今年は、去年よりも寒い日が多い。最低気温が氷点下10度(北海道では、何も付けずに「じゅうど」と発音する)を下回る日も多い。去年は凍りつかなかったリアゲートも今年は、オープナのボタンを押すと「カチン、カチン」とリレーの音がするだけで、全く動かない。スノーボードもスキーも、左ドアから載せたり降ろしたりしています。

参考)外気温と145の凍り付く部分
-2度以下        :サイドブレーキ
-5、6度以下  :パワーウインドー、鍵穴、ガラスの内側の曇りが凍り付く
-9、10度以下:リアゲート、ガラス内側の曇りが分厚く凍る 


01/15なまら凍れる!札幌連日アサ-10度以下
ことしは、なんまら凍れる。
先週末ボード行ったっけ、帰り際の駐車場21度、帰り道(山道)は26度だったのさ!
勿論氷点下!夏の気温じゃねーべ
サイドブレーキはもちろん、鍵穴も、リアゲートも凍れるし!
バッテリは11.2vまで電圧がさがり、いまにも止まりそうなのさ。
あっ、エンジンオイルの10W-50って、-15度まで対応だったっけ? 

寒冷地でのお勧め曇り止め法  走行66500km

「お猿」号の145は、外気温が+10度を下回るとエアコンコンプレッサーが回らない。したがって、冬の間は、外気導入にしてあとはひたすらヒーターを回すだけである。

外が寒くなってくると、窓ガラスが曇るのが厄介で、以前からクリ○ビューなどの、ガラスクリーナで曇り止めの効果があると謳っている製品を使用していたが、その効果はあまり長く続かず、氷点下10度の時などは、スノボの「往路」にそれを窓に塗布して、「帰り」には全く効果が無くなっていたりする。

また、一度窓ガラスの内側に結露が生じると、暖房を効かせていても結露の水滴が凍り付き、なお視界を妨げる。安全上問題があるといえるので、何か良い手だてはないものかと思案していたところ。

麻生のダイエー3階に歯ブラシを買いに行ったときに、レジの所に「エステー化学の塗るだけ結露ストップ」という家庭の窓ガラス・結露防止用の製品が陳列(800円位)されていたのを発見。とりあえず購入。その後気付いたのだが、「この製品は曇り止めではありません」の表示が!

「あちゃー」。

めげずに145の窓(室内側)に塗り込む。丁度ボディーにワックスをかけるような要領で。すると、どうだろう。あんなにがんこな「結露」→「凍結」→「視界不良」で困っていたのがウソみたいに、クリアーな状態をキープするではないか!とにかく、結露が殆ど生じないのである。しかも、塗り込んで何日経ってもその効果が持続するではないか!なお、この製品のパッケージには、1〜2ヶ月効果が持続すると表記されている。多少、この液体を塗って乾いた部分に白い「すじ」が残るが、布でふき取れば目立たなくも出来る。なかなか侮れない「家庭用品」である。ファクトリー「お猿」のお勧めケミカル材です。

注)外気温が氷点下10度以下になると、一時的に多少の「結露」→「凍結」となるときがあるが、とにかく暖房をがんがん効かせて、室内を暖めると氷結した結露は消えてゆく。

そのほかのお勧めケミカル in 寒冷地!

ホーマック(北海道のホームセンター、駐車場なまらでかい)で売っているドアパッキンの凍り付き防止材(スプレータイプ 680円)。ウソみたいにドアが凍り付かなくなる。冬季の洗車後もバッチリ!(145のドアノブは、はずれやすいとの報告あり)
応用編として、「夏用ワイパーブレード」(温暖地域のひとが普通使っているやつね!)にこのケミカルを吹き付けておくと、「簡易型冬用ワイパーブレード」になります。
冬用ワイパーブレード*が取り付けられない、145のリアには重宝しますよ!
なお、暖かい地方の方がスキーに行くときにも、これに類似した製品を夏ワイパー(というか、冬ワイパーって知らないですよねぇ)に塗っておけば、雪でガビガビにならず重宝すると思いますよ。

*冬用ワイパーブレード;ワイパーブレードの上に積もった雪がワイパーブレードの骨組みに凍り付き、ブレードのしなやかさがなくなり、窓を拭かなくなってしまうことのないよう、骨組みにカバーを施したもの。ゴム自体も寒冷地向けらしい。alittle expensive! 



1/20バッテリ交換  

「お猿」号のバッテリは製造時に装備されていたもののままで、いくら毎日乗っているからといっても、製造から3年経ち、走行距離が66000kmを越えているので、そろそろ交換時気かなぁ?と思っていた。

先日、最高気温が氷点下10度の日には、仕事の帰りにバッテリの起電力をみると、11.2V!
11.0Vになると始動は出来なくなるというから、もうやばい!!

ということで、バッテリを新品にばくる(交換する)ことに。
しかし、輸入車や、国産車の寒冷地対応のバッテリは「なまらExpensive」。2万円以上が相場だ。
すると、雑誌TIPOにネットの格安バッテリー屋「バスケス・コーポレーション」というのが載っているではないか。早速バスケスのHPをみると、145用は12000円!なんと12000円!!なんまら安いべや〜!!!
別に、消費税が600円、ここ蝦夷地では送料が500円ほどかかるので、「お猿」としては、13100円かかり、代引き宅配してもらった。これでも安い。なお、この格安バッテリは、主に業者向けらしく、ユアサバッテリ製とのことだが、パッケージには「ブライトスター・バッテリ」としか表記されていない。しかし、大手メーカの製品なので、品質は大丈夫であろう。
なお、寒い朝の始動性は格段に向上!
何時死ぬか分からないバッテリーをあてにするより、ずっと精神衛生上好ましいのは、言うまでもない。 


2/6   近況レポート   走行67500km

寒い日が続いている。コールドスタート時のタペット音が気になる今日このごろ。暖機は長めに。エンジン回転が、タコメータ上で、針が「10」の表示(1000rpm)の上半分にかかるところまで、動かずに待つ。(2〜4分、外気温による)。水温計が動かないうちは、2000rpm.リミットでゆっくり走る。水温計が動き始めたら、暖房ファンを「1」に、水温が60℃を越えたら、徐々にスピードを上げる。暖房ファンも「2」以上で回すことにしている。

輸入車ショーを見てきた。「お猿」は、サルなクルマを造っている「ラテン」メーカーのブースを中心に見て回った。
エンジンルームを覗くと、145の限定車、セリエ・スペチアーレのHIDランプは、日本製の社外品で後付けのもので、H1バルブ車に汎用で取り付けられるものでした。貴方の145もHIDに!!「輸入車ショーでボンネット開けているのは、サル以外に一人(匹?)も居ませんでした(爆)」

同じく、輸入車ショーネタ。「お猿」は、マセラティーのクワトロポルテ(これも、またセリエ・スペチアーレという限定車)の右後ろドアに注目。ドアパッキンのゴムの辺縁がビロビロになっていて、太陽の国「イタリア」を感じた。う〜んセリエ・スペチアーレ(=特別仕様)!

輸入車ショーから、5ドアのプントが格好良く見えた。今まで、何となく「気に入らない」デザインだった新型プント5ドアであったが、今回は恰好良く見えた。ボディーカラーの淡いブルーが素敵だ! 


2/16   富良野に遠征  走行68000km

寒い外気温で走行すると、アクセルON時に、エンジンルームから小さいながら
、カチャカチャ音がする「お猿」号で2/10・11と、富良野に行って来ました。

今回は、富良野スキー場から15km程離れた(北海道的には至近距離?)中富良野町のリゾートホテルに停泊。まずは初めてのスノーモービルをたしなむ。最初は旨く操れないが、慣れてくるとFR車よろしく、アクセルターンや、パワースライドといった、ドリフト走行が楽しめる。しかし、奥ゆかしさが感じられず、15分で飽きる。

ホテルから、スキー場までの道、雪で覆われた白銀の丘陵地帯は、「無」を感じさせ、夏と異なった趣が楽しめる。富良野スキー場は、久々の遠征で期待がわく。しかし、10日の北海道は、上空、低気圧の通過により、重たい雪が降りで、うまく滑れない。これなら毎週滑っている「お猿」指定ゲレンデ「札幌国際スキー場」(標高が高い)のほうが雪がいいぞ!!

11日はなまら凍れた。雪はもちろんパウダー、昼でも氷点下10℃を下回るゲレンデをカービングしまくったぞ!!なお、145(フェーズ4 Rosso)が富良野ゴンドラの駐車場に居たぞ!誰だ〜?

帰りには、新雪の降り積もった十勝岳の登山道を快調に飛ばし、標高1000mの白金温泉へ!気温は氷点下22℃、露天風呂では頭に載せたタオルがカチカチに!やっぱり滑った後は、温泉!しかも天然温泉!勿論露天風呂!!このあと、旭川に立ち寄り、ラーメンを食べ、札幌へ!

冬道になってから、あまり遠出しなかった「お猿」号であるが、久しぶりのロングドライブで、走行抵抗の大きな雪道を60km/h程度の低速で走ったにも関わらず、燃費が12.2km/Lと良好!
やはり、ツインスパークは財布に優しい!!

上記のタペット様の音。
耳を澄ませているを、
登坂路を2、3速、2200rpm程度で走行中、アクセルを開けたときに聞こえてきます。
オイルとの相性が悪いのでしょうか?
とにかく、粘るAgip Dino Sportsに戻してみますか!
暖機時間は伸びるけれど。



 2/18   お勤め  走行68200km
今週末は、土日ともに、札幌国際スキー場にボードしに行った。土曜日は、いつも通りアルファ145にのって、午後到着。夕方から、大量の雪が降り始め、ゲレンデは、一面新雪。
本日日曜日は、気合いをいれて友人のレガシイで、朝から国際スキー場へ。勿論バーンは、なまらパウダー。ブカブカの新雪のこぶ斜面をサルの如く滑りまくった。調子づいて、休憩もろくにとらず、待ち時間ゼロのゴンドラのコースを立て続けに滑ったので、明日は、筋肉痛だ!
やっぱり、雪質は、札幌国際のほうが良い(富良野と比べて)。

145は、先日、右後ろのタイヤが「ぺっちゃんこ」になったいた。
パンクかと思い、近所のGSへ。
実は、パンクではなく、アルミホイールの空気穴のネジが緩んでいたのだ。
GSでは、ホイールからタイヤを外し、問題のネジを増し締めしてもらった。
が、バランス取りをしてもらうのを忘れた!
50〜60km/h,100〜120km/hで醜い振動に見舞われた。
こりゃ、乗っていられない。近いうちにバランス取りをしなくては。 


 

 

その24に続く
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