現在、ファクトリー「お猿」北海道・札幌麻生店の正規の整備工場は、「お猿」の住んでいるアパートの月極駐車場1台分という環境で、そこで、洗車をはじめ、ウマをかけて整備点検なんでもやります。ただし、地下鉄駅前で、一月7kという駐車場代と引き替えに青空駐車となり、雨・雪が降れば、即行閉店!あと夜間も照明がないので営業出来ません(笑)。また、スロットルボディー清掃のように、「空ぶかし」が必要で排気ガスを多量に発生するような作業も、アパートに隣接した住宅密集地では行えません。このような貧弱な整備環境なので、整備内容に応じて適切な環境が得られるように、札幌市内に幾つか整備工場の出張所を設けています。たとえば、職場の北○道大学のだだっ広い構内の人目のつきにくいところ(▲大出張所)や、ホームセンターのなまら<very>広い駐車場の隅っこ(ホー●ック篠路出張所)などで、これらの施設では、排気ガスや騒音は、Noprobrem!!ですね。また、最近、暗くなってからの作業が出来るように、照明のあるところを求めて探していたら近所に「長△屋ラパーク」の屋内駐車場がありました。先日、ファクトリー「お猿」札幌北店のYomoさんと、日が暮れてからスロットルボディーの清掃をすることとなり、この屋内自走式駐車場でその作業をおこなっていたら、エンジンの空ぶかしが気にさわったのか、警備員さんに叱られ、退場勧告を受けました。新店舗開店早々、廃業の危機です!ということであらたに、屋根付き照明付きファクトリーの開業が待ち望まれる、札幌麻生店でした。なお、スロットルボディー清掃後は、2台の145ともども低速トルクが増し、レスポンスが向上し、効果絶大といったところです。
職場の駐車場に置いてある「お猿」145に乗り込もうと、鍵穴にキーを差す。じょりじょりと、やや渋い手応えだ。少々鍵穴が凍っているのだろう。無事鍵は開いたが、ドアが凍り付き、ドアを開けられない。「ぽろん」と取れやすいと噂の頼りないドアノブをいたわりながらも、こじりながら引っ張るとドアが開く。ひんやりとした車内の温度計が「外気温-6度」を指している。とりあえず、エンジンをかける。寒いのでドアを軽く閉じる、もちろん145に付き物の「半ドア」であるが、まあいいや。暖気運転をしながら、まだ暖房をかけることができない寒い車内でコートを脱ぐ。吐く息でガラスが曇り、そのまま凍り付いていく。水温計が動き始めた、デフロスターモードで軽く暖房かける。凍り付いたガラスの曇りをばりばりと剥がして、さあ出発だ。「半ドア」のドアを閉めようと、一度ドアを開けてから、力強くひきよせる。「ばん?」という鈍い音。なんか変!もう一度、閉め直すがやっぱり閉まらない。なにか挟んでいるのか。「いや、挟んでいない!」先ほど鍵穴の手応えが渋かったのを思い出す。そう、ドアロック自体が凍り付き、ドアノブを引いた状態で凍り付いてしまっていたのだ。
いや〜困るねぇ。
早速ドアロックに向けて解氷スプレーをして、なんとかドアロックが正常に動くようになった。ドアを閉め直し、出発だ。駐車場の出口に向かうとそこは、駐車券を入れると遮断機が開くようになっている。駐車券を出そうと窓を開けようとして、PWのスイッチを押すと「バムッ?」と鈍い音!そう、今度は窓が凍り付き、開かないのです。しょうがないので、ドアをあけて、「クルマを降りて」駐車券を遮断機の機械にいれようとする。そこは少し下り坂になっているので、サイドブレーキを引きたい、が、145のサイドブレーキケーブルはすでにカチカチに凍っていて、引き上げることが出来ない。
「どうしようかしら???」
後ろからは、出口に向かってクルマが近づいてくる。とりあえず、一度駐車場出口の遮断機のところからバックして、後から来たクルマの邪魔にならない所に避けて、そのクルマを先に行かせてから、もう一度、その遮断機の所に行き、ライト、暖房等を全てOFFにしてからエンジンを切り、ギアをRに入れ、確実に停車する。ドアを開け、外へでて、駐車券を機械に入れに行く。やっと遮断機が開き、145の運転席に戻り、エンジンをかけ、ライト暖房をONにして、やっと家路につけました。
以上、145はあらゆるところが凍り付きます。はっきり言って、寒冷地で
「使えないクルマです」。
内地(本州のこと)のみなさんも、スキー等で寒冷地に出掛けるときは、凍結にご用心下さい。
インパネのエアコンのコンプレッサー・スイッチをonにしても、動かないようである。いままでは、アイドリング時にコンプレッサーをonにすると、エンジン回転数が若干下がることがあったのに、最近は全くその現象が見られない。また、コンプレッサーon時には、エンジンの噴け上がりが鈍くなり、噴け下がりが速くなる(つまり、エンジンが重くなる)のだが、そういった様子もない。なお、コンプレッサーのスイッチをon/offすると、インパネ内部から「カチン」というリレーかなにかが作動する音は聞こえるのだが。
今後、ヒューズ切れ、リレー破損の疑いで調査してみようと思う。
なお、本日札幌は、氷点下11度だが、曇り止めのためにエアコンが必要となることがある。
しかし、壊れたはずの左ワイパーには、北海道はこのところ、寒波のおかげで氷がまとわりつき、1本の「棒っこ」になっているので、バラバラにならず、体裁を保っている??
なお、「お猿」145では、冬用ワイパーとして、かなり古いカムリ用のワイパーアームを使用しているが、助手席側は、ガラスとワイパーのスプリングが干渉して、流用出来なかった。ということで、運転席側のみ冬用ワイパーにしている。
1/29 ベルト類交換、「KSF」さんの場合。
福岡アルファガラージの「KSF」さんが、ご自分でベルト類を交換されました。ファクトリー「お猿」では、そのレポートを公開することになりましたので、こちらをご覧下さい。
先日、アレーゼBUBUに、行って営業の「も○おか」さんに無理を言って、フィアットオートジャパンの整備解説書を見せてもらいました。すると、エアコンのコンプレッサーは、冷媒ガスが抜けてしまうと、から回しによるコンプレッサーの焼き付きを防止するために、安全スイッチが働き、作動しなくなるとのことらしいことが書いてありました。なお、コンプレッサーは、エンジンに負荷をかけるので、エンジンを6000rpm以上回したとき、フルスロットル時には、コンプレッサーが自動的にOFFになるそうです。なお、このデータは、デンソーのコンプレッサーが装着されている、96〜98前期車のものです。
P.S.ワイパーアームが寒さのあまり壊れてしまった報告を先日しましたが、とうとう、後期型のワイパー部品を注文しました。(左右で20kくらい)
先日、145の運行前点検をしていたら、エンジンブロックの左側面上方の、冷却水を分岐させているパーツ(水温センサー取り付け部でいいのかな?,KSFさん)の付け根部分から、冷却水が「じんわり」と滲み出しているのを発見した。とりあえず、ティッシュペーパーでふき取ると、漏れ出してくる様子もないので、経過観察とした。
「何故か、冷却水が減るような感じ?」と、以前から気になっていた理由が分かったような気がする。
今後、毎回の運行前点検で、冷却水の減り具合と、その漏出とを必ずチェックすることにした。
3月に入り、寒かった北海道もようやく春の兆しが見えてきた。気温もプラスになることがあり、雪も徐々に融けてきた。4月に入ったら、待ちに待ったドライブシーズンの幕開けである。それに先駆け「お猿」145では、幾つか気になる点があるので挙げてみよう。
1、冷却水漏れ修理(KSFさん流の牛乳パック+液体シーラント)
2、メインプラグの交換(スプリットファイヤーが気になる)
3、リアブレーキパッドの交換
4、左右シートのあんこ部分をばくる(=交換する):へたった右シートのクッションを助手席とばくりっこ(交換)できるかなぁ?
5、室内清掃(シートクリーナーを使って徹底的に)
6、ボディーのワックス掛け(雨で汚れが落ちるバリアクリンワックス)
7、ホーンボタン加工(これも、KSFさん流)
以上、暖かい日に少しずつやっていこうと思う。
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