145145の写真徒然日記 その5 「その4・その3・その2・その1」  

11/15(日)
富士山一周ドライブ&峠攻めバス出現
この日、我々兄弟は、飯を喰うことも忘れて、ガソリンタンクが空になるまで走り続けるお猿さん!であることを自覚したのだ。  走行11000Km

11/14(土)の深夜に東京を出発し、元自動車部員の弟の峠ミラージュサイボーグターボとつるんで、道志みちを攻めながら、富士吉田近郊の足和田村×(訂正:勝山村○)にある、24時間営業の「湯〜園」という日帰り温泉に行った。
温泉にて峠仕様ミラージュの弟と、日帰り温泉にて、ビールとおつまみで乾杯。(スーパーオヤジモード)
 

やはり「つるむ」と楽しい。自分の攻めた後を、攻めながらついてくるクルマが居るのも良し、弟が攻めているのを眺めながらこちらも攻めるのも良し。
因みに、弟の峠仕様サイボーグは1600ccDOHCターボで、車重1000Kgに対して145馬力、21.0Kg-mのFFという、とんでもないハイパワーなクルマだが、なんと、アルファ145でこのクルマの後を充分追えるのだ!しかも145のコーナリング速度は、峠ミラージュより70mmも車高が高く、ノーマルサスなのでやっぱり遅い!にもかかわらず、登り直線で、この峠ミラージュを追い上げることができるのだ!恐るべしツインスパーク!
「145は、ギアリングがいいんだろうな。クロスしてるもん、速いよ、競技車的だ」と弟談。

温泉では、また酒を食らって爆睡。お風呂で、たまたま来ていた大学の友人(麻酔科志望3人衆)にあう。ここは、1200円で時間制限なしなので、マッサージ機のいすで寝て泊まれるし、何度も温泉に浸かれるのでGood! 私は3回温泉に漬かった。

翌日は、富士吉田の名物のうどんと炊き込みご飯を食らって、富士山一周を試みた。河口湖を起点に、時計回りにて山中湖、裾野を経由して、旧表富士スカイライン、白糸の滝、上九一色村、そして、河口湖に戻ってきた。途中、表富士スカイライン〜上九一色村までは、ほとんど先行車がおらず、4速、5速にも入る直線もあれば、3速、タイヤを鳴らしながら曲がる2速コーナーもあったりして、実に楽しい。基本的にタコメーターが右半分にあるような走り方ができる。因みに、河口湖に戻った時に、燃料を満タンにしたが、こんな走りをしているにも関わらず、東京都内からここまでの平均で11Km/lという、信じがたい燃費をマーク!イタ車はイタリア人的に飛ばした方が燃費がいいのか?

帰りは、山梨の都留市というところから、秋山村を経由して(道志道の裏道として使ってます)厚木246経由で、東京へ。

途中津久井湖周辺の狭いワインディングロードで、路線バス(神奈川中央交通)に捕まったが、こいつがめちゃめちゃ速い!林道みたいな狭いヘアピンだらけの道を失速させずに、フロント軸重の軽いバスのノーズをがんがん振って(バス=RR車の利点を活かして、コーナーの入りが速い)曲がっていく。並大抵のファミリードライバーじゃ絶対についていけない!見ていてかなりツボに入った(=笑える)。バスの行き先表示板には、「篠原」の文字が、ということは、回送車でなく営業中!こいつはすげぇ、運転手は絶対「走り屋」だな!松本電鉄バス以外に峠を攻めるバス会社があったなんて!

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11/16(月)本格的電気系トラブル発生  走行11000Km

先日の富士山一周ドライブの途中から、左のヘッドライトが消えてしまった。一緒につるんで走っていた弟に指摘されて気付く。山中湖畔で、「二つある予備球のうちの一つ」を試すと、やっぱり点かない!疑惑のヒューズも異常なし。こりゃ、断線かな?「こ・わ・れ・た・ー」「やっぱイタリアン!」なんて思っていた。
駐車場にて
温泉の駐車場にて、左のヘッドライトが点かない〜!(本文参照)
 

とりあず、今日になって145のカーゴルームランプを利用して、通電テスターを自作し、これで、ヒューズボックスと、ライトユニットのアース配線、同じくその+極の配線の通電を確認した。そのいずれからも、通電していることが分かった。ということは。そうです、単なる「玉切れ!」。

しかし、今日、通電テストをするまで、ヘッドランプは社外品のバルブを純正と交換して装着したばかりだったので、まさか切れてしまうなんてことは無いだろうと思っていた。また、予備球としてとってあった純正バルブが、ほとんど使用してないのだから、まさか切れてることは無いだろうと思ってもいた。しかし、その予備球も山中湖で試したほうは、使ってもないのに保管中に自然に切れてました。つまり、同時多発ゲリラ的に、二つの玉切れが起こったのです。

ということで、こんなこと、アルファ乗りとしては、トラブルとは言えませんね。「やっぱり、イタリアンだから、壊れた」なんて、疑った私が悪うございました。

145に「ごめんね」という意味を込めて、エンジンをピカピカに拭き上げておきました。

よく考えたら、145は1万キロ走っているのにオイル漏れはあったが、大きなトラブルはないねぇ。以外と壊れないぞ!

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11/16(月)  加賀山氏145な人となる!   走行11000Km
10/8、私が145にCDチェンジャーを取り付けている時に、145が気になって話しかけてきた大塚氏に連絡をとると、彼の友人加賀山氏が、11/6に145のダークレッドメタリックを購入されたそうです。おめでとうございます。10/11に二氏と一緒に行った145の首都高速試乗会が効いたようで、蛇毒がまわり、購入が早まったみたいです。今度走りに行きましょう。 

11/20(金)  Dies Irae(怒りの日) 走行12000km

我が145に冬支度として、(今シーズンはお金がないのと、忙しいので、スキーには行かないと思いますので、来シーズンまでに)スタッドレスタイヤを履かせようと思い、それなら、アルミホイール4本を調達しなければならない。ところで、アルファ145をはじめイタリア車は、ホイールナットが4穴のPCD値=98で国産小型車や、フォルクスワーゲンゴルフなど日本国内での大多数のクルマが採用しているPCD=100ではないのである。従って、145に適合するホイールを探すのも一苦労!また、お金がない私としては、冬用のホイールなんて、鉄チンで充分なのだが、巷でお洒落だとされるイタリア車に適した鉄チンホイールなんて、流通してない。(バルケッタの鉄チンは、145の場合、キャリパー等に干渉して取り付けは不可能とのこと;GST談)

そこで、目に付けたのが中古アルミホイール!横浜は三京都築インターそばの「ア○タ」という店で、145に適合するPCD=98の中古ホイールがあるとのことで、現場に急行!とりあえず、「ア○タ」にて145に試適してもらうことにした。

トラブルはこの後発生!よくタイヤ屋にある、クルマの腹(シャーシ)のレールにゴム片を当てて、クルマの腹から持ち上げるタイプのリフトに145を載せて、持ち上げた際、「ボコン」という音とともに車体が大きく揺れた、サイドスカートが一瞬歪んだ、「やばい」と思ったのは私だけでなく、「ア○タ」の店員もだったみたいで、すぐにリフトを下ろした。すぐに、私は145のシャーシを点検する、すると、フロントシートのレッグスペースのフロアが「もっこり」盛り上がっているではないか!とりあえず、私としては怒りを抑えながら、冷静にこれを指摘し、店員が謝れるような状況をつくりだしてあげたにも関わらず、なかなか謝らなかったのが、腹立たしかった。すぐに、過ちを犯したら謝って欲しいと思う。とりあえず、店員にクレームをつけたら、室内側からゴム製のハンマーで叩いて直してはくれたが、謝ったのはその後だからねぇ〜。当然これを理由に値引きをさせておきました。

ところで、この中古ホイール(イギリス製の、CompomotiveWheelsというもの)は145に適合し、購入することにした。

皆さんもくれぐれも気を付けてください。145の場合、国産車のように、クルマの腹(シャーシ)のレールにゴム片を当てて、クルマの腹から持ち上げるタイプのリフトは使用できないことを!145にレールは見あたりませんねぇ、ジャッキポイント以外は、サイドスカートに隠れているからね。そんなことで、145の場合は、なるべく付属のパンタジャッキか、カヤバのシザースジャッキ等を使いましょう。世に言うマイナーなクルマに乗るひとは、ジャッキアップみたいに自分でできることは自分でするのが最も良いトラブル予防法なのかもしれない!
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11/28(土)
お猿さん、他人(ひと)の145に乗る!  走行12500Km

田中氏の1452は、ブレーキホースと、パッドが交換済み。田中氏の145は、ブレーキホースと、パッドが交換済み!

昨日、神奈川県川崎市に住む、蛇毒中毒症の田中さんの145に乗せていただいた。彼の145は、少々手が入っており、まず145特有のブレーキフィールの悪さを解消するために、ステンレスメッシュホースと、ブレーキパッドが奢られており、普通のクルマのタッチまでにグレードアップしていた。エアブレーキ的なプシュプシュいう頼りないブレーキときちんと「おさらば!」できていて好印象だった。また、ブレーキペダルを5mm厚のゴム板をはさんでから、スパルコ(だっけ?)のペダルを装着することで、ノーマル比10mm手前に持ってくることで、足首を軽く捻るだけでヒールアンドトーが可能であった。また、足回りは、基本的にノーマルながら、タイヤがネオバで、ストラットタワーバーとロアアームバーによって、格段の剛性アップを果たしているのがよく分かった。これだけで、コーナリングの限界が高まっていることも、ダイレクト感が増していることも、よく分かる。文句無く楽しい!
お猿さんの145は、ノーマルで、何にも補強してないので、コンニャクにタイヤがついてるみたいな剛性感のなさが気になるぞ!ということで、今回田中さんに145を乗せていただいたことで、将来的な、チューニングの方向性を決める良い手がかりになったと思う。いろいろと有り難うございました。因みに彼のホームページはhttp://www.fastnet.ne.jp/~stan/index.htmです。いろいろと145の適正化について、書かれています。



 11/29お猿さんタイヤローテーションしたぞ!  走行12500km

145を購入して走行距離10000Kmにしてやっと、前後タイヤのローテーションを行った(爆)。
そこで、気が付いたのが145の純正のジャッキの使いにくさである。それは、国産車のものと同じくパンタグラフ式であるが、クランク棒を使って、ジャッキのシャフトをぐるぐる回して車体を上昇させるのではなく、ホイールレンチをジャッキのシャフトに取り付けられている六角ネジ(勿論ホイールボルトと同じ大きさ)を回してジャッキアップするのである。

ということは、1/2回転くらいシャフトを回したら、一度ホイールレンチをジャッキから外して、もう一度回しやすい位置にそれをあてがい、また1/2回転回す。これは、至って単純だが、至極面倒くさい。車体を完全に上げてしまうには、この動作を何十回も繰り返さなければならない。しかも、ジャッキ1本で、スペアタイヤを使いながら、ローテーションする場合、合計6回ジャッキアップ&ダウンしなくてはならない!ひぇ〜!!

そこで、お猿さんは思いついた、以前「三菱リベロ時代」にリゾネーター(吸気音消音気)を外したりするために車載工具として購入したラチェットハンドルを。これなら、ホイールナットにコマを差し込んだまま、ラチェットハンドルを往復させるだけで、ジャッキアップができる。これでかなりスピードアップ!因みに余談だが、電動で回転するインパクトレンチを持っている人は(お猿さん家には無い)が、めちゃめちゃ作業がはやくなるね!ジャッキアップはホンの数秒でOK!これでもうカ○バの油圧シザースジャッキは要らない!

でもって、前後タイヤ交換時に、ドライブシャフトブーツや、ブレーキケーブルの点検、またブレーキフルードのエア抜きのバルブのネジの大きさを確認(8ミリのメガネレンチがぴったりです)。

ところでタイヤトレッド面は前輪は4分山、リアは7分山といったところでしょうか。やはり66:34というフロントヘビーのFF車の前輪はよく減る。

ローテーション後の感想ですが、乗り心地が向上して、ハンドリングは軽快になった。これは、駆動輪のタイヤの山が増えたことと、もともとリアに付けていたタイヤは空気圧を前輪より0.2Kg/cm^2程低く設定していたこともあるのだろうか。つまりローテーション後は前輪2.3Kg/cm^2、後輪2.5Kg/cm^2となったわけである。ところで、おやっ?と思うかも知れませんね。アルファ145では、メーカーによる空気圧の指定が前輪のほうが後輪より0.2Kg/cm^2程高いのですが、逆にしてしまったというわけです。じつは、アルファ155でこんな風に後ろのほうか高い空気圧で走っている人がいます。北海道のさとしげさんで、サーキットを走るときはこのように(F1.9Kg/cm^2,R2.3Kg/cm^2)してるとか。そうです、フロントの空気圧を敢えて落とすことで、グリップを稼いでいるのです。(ホントかいな)かどうか知る由もありませんが、とにかくお猿さんの145の場合、F2.3Kg/cm^2、R2.5Kg/cm^2にすると「ハンドリングが気持ちいい」みたいなので暫く、これで走ってみようと思います。

その6に続く !!