気が付いてみると、お猿が145のオーナーになって、1年が過ぎていました。
正直、もっと重篤なトラブルに見舞われるだろう、と思っていましたが、それほどでもありませんでした。お猿が145を購入してから走った距離が26000km(中古車で納車されたときの走行距離が約1500kmだったので)で、1年間に走る距離としてはかなり多い方にもかかわらず。
したがって、アルファ145の機械としての信頼性は、ほぼ充分と考えます。
あと、燃費は、日本車が一番!と思っていましたが、凝った造りのツインスパークエンジンもなかなか小食です。ローギアードでクロスレシオなミッションに関わらず。10km/lを下回ることも殆ど無かったし。
すぐれて独創的なデザイン/パッケージング、はっきり荷重移動を感じさせるしなやかで軽快なフットワーク、きわめて良い音を奏で、すこぶる元気なエンジン特性も大満足です。
ということで、1年経っても、色褪せるところがありません。変化するのは深まる愛着くらいかな?
p.s.中古でも、145はいいですよ。中古車なら国産車の同クラスの予算で購入出来るし。大して壊れないし。145自体、時折機嫌の悪いときもありますが、ご機嫌とり(ちいさな修理等)を自分ですることで、クルマとディープなお付き合いが出来るような気もします。また正常でも機械的に変な癖も見受けられますが、それを慣れで克服することで、愛着が出てくるものです!!
先日、アレーゼbubuでロアアームバーを取り付けた。その際ピットに入れさせてもらい、足回りの点検をさせてもらった。なお、マフラーのネジが緩んでいた以外に異常はなかった。
で、補強後のインプレッションであるが、まず街路を走って気が付くのは、ガチッとハンドルが重くなったことである。また、大きな轍のある国道等を横切るときに、「ごとごと」という振動が、ハンドルを握る掌にダイレクトに伝わってくる。なお、乗り心地そのものは、かなり良くなっている。ちょっとプジョーの306のs16みたいな手応えである。さらに郊外から原野、山岳路にはいりペースを上げていくと、先述したように、剛性感を増した手応えが快い。コーナリング時は、以前はすぐタイヤが鳴いていたのに、ロアバー取り付け後は、なかなか悲鳴を上げない。まるでサスチューンをしたか、ハイグリップタイヤも履きかえたみたいである。ということで、安心して飛ばせるようになった。ストラットタワーバー(冬に装着済み)とロアバーによりフロント部分の剛性が上がったようである。これにて、サスペンションが、無理なく良い仕事をこなせるようになったのではないか。
ただし、ロアアームバー装着により、もともと低い最低地上高が、さらに縮まり、10cmくらいしかないようである。凸凹道、立体駐車場、キャッツアイ越えは要注意である。
「145はシャコタンであることをお忘れずに!」
JR札沼線の終着駅、新十津川駅前にて。
1日に数本の列車が発着するだけの静かな無人駅。
お猿は、道東を旅行してきた。ルートは、
1日目、札幌-千歳(箱根牧場でミルク搾り体験)-日高-帯広(六花亭本店)-幸福、愛国駅見学、芽室町で十勝豚の豚カツを食す、帯広泊
2日目、帯広-池田(Happiness Dairyにてジェラート)-本別-足寄湖(鹿肉のシチュー)-オンネトー(湖)-阿寒湖(アイヌコタン)-屈斜路湖(アイヌコタン)-摩周湖(見えたぞー)-釧路湿原をドライブ(道道でお猿走行)、釧路港町ビール園にてビール、さんまのルイベ、鰯のマリネなどを食べる、釧路泊
3日目、釧路湿原散策-厚岸(牡蛎を使った料理を食べる)、霧多布周辺ドライブ、ムツゴロウ動物王国-根室(花咲蟹を食す)-釧路泊
4日目、釧路-鹿追町(十勝平野、大草原の小さな家という牧場でステーキを食す)-富良野(ファーム富田)浦臼町(道の駅温泉に浸かる)-札幌
というかなり走行距離の多いハードなスケジュールでした。でも北海道のうまいものを食いまくりました。しかし道東の道、とくに道道はお猿な走りに向いてますね。ちなみに全走行距離は、4日間で1462kmとなりました。
先日の道東方面ドライブでは、釧路-根室間の往復280kmで16.5lの消費、ということは、280km/16.5l=16.97km/lです。信号の少ない道路で、適度なアップダウンがあり、軽いお猿走りをしたものの、下り坂では燃料カットオフが働いたためでしょうか。いや〜驚き!!
因みに、パジェロミニのATは、80〜100m/hで高速を流すと5〜6km/lだとか!
先日の道東ドライブの際、北海道は大雨で、窓の曇り防止のためエアコンを多用したためか、電動ファン(弱)がまわることが多かった。この電動ファン(弱)のレジスターが熱に弱いというというのは、145の持病である。
この、低速ファン用の抵抗器のコードが焼けきれる!
これが、ラジエターから取り外した、
電気抵抗器レジスターという部品
ということで、旅行中に熱によって、そのレジスターに向かう配線が焼け切れてしまった。この部位は今年3月にもファクトリーお猿にて、修理を行った場所であるのだが。ということで、前回より熱対策を考慮し、平型ギボシと電線を接続する部位を金具で挟み込むだけではなく、「きれいに」ハンダ付けを行った。
自作コードの作り方
さらに、使用する電線を家庭用の太いもの(1500W対応)とし、徹底的に電気抵抗を減らし、発熱を防ぐよう配慮をした。作業そのものは30〜40分もあれば終わる簡単なものですので、Let'sTry!! 本日、200km程度ドライブしたところでは、新しく引き直した電線接続部位に「黒こげ」は見つからなかった。ということで、145オーナーの皆さん、暑い日に、電動ファンが、(強)でいきなり回り始め、約5秒間隔ON、OFF、ON、OFFを繰り返すようでしたら、電動ファン(弱)のレジスターに向かう電線が焼けています。是非確認を!なお、レジスター本体はラジエター本体の後側(エンジン側)の電動ファンの羽の回るところの外側に付いてます(コードが2本繋がってますのですぐ分かると思います)。で、お猿145の場合、そのうちの1本が焼けてました。なお、修理時はバッテリーの端子を外して下さい!!
作業手順
1、両端に平型ギボシ(メス)を取り付けた15cmくらいのコードを製作準備する。
コードはなるべく太いものを使用。金具とコードはハンダ付けする。
2、バッテリー端子を外す。
3、レジスターに繋がるコードを外す。
4、レジスター本体をラジエターから外す。(+ネジ2本)
5、焼けこげた端子を紙ヤスリ等で研磨する。
6、レジスター本体を、ラジエターに取り付ける。
7、車体からのびてくるコードの焼けて酸化した部分を切り落とす。
8、車体からのびてくるコードに、新たに、平型ギボシ(オス)を取り付ける。ハンダ付けもする。
9、(車体側コード----新たにつくったコード15cm----レジスター本体)の順で接続。
10 バッテリーに端子を接続する。
配線の方法
お猿145は、走行距離が30000kmをむかえ、そろそろタイミングベルトの交換を考えなくてはならなくなってきた。でもって、アレーゼBUBU北海道手稲店にT-ベルト、テンショナー、補器類駆動用ベルト、ウオーターポンプを注文した。これらの交換で部品代、工賃ともに約12〜13万円かかるとのこと。(うーん、これはカードにて分割しないときついな!)ということで、風味絶品のアルファロメオを良好な状態でメンテナンスするには、コストがかかるものなのですね。なお、アレーゼBUBUによれば、ベルト類の交換サイクルは、渋滞が多く暑い東京では30000km、のんびり走れる北海道では、40000kmくらいとのことでした。なお、145総合インフォメーションセンターの書き込みによれば、九州のあるディーラーでは、5万kmごとに交換とか。
先日、「ファクトリーお猿」にて、エンジンオイルとオイルフィルターの交換を行った。以前バックス等のカー用品店でオイル交換したときにくらべて、「エンジンフィールの回復」が明らかに感じられる。やはり、スラッジ等の汚れはオイルパンの下部に溜まると思われるので、下抜きでたっぷり時間をかけて古いオイルを一掃した方がよいようである。自分でオイル交換をするのは久しぶりであったが、やはり、オーナー自身がゆっくり時間をかけて古いオイルを抜いてやった方が良いようである。カー用品店のおいるチェンジャー(上抜き)は、オイル交換してもらう度に、抜き取られるオイルの量が大幅に異なるので、信用できない。なお本日当別町太美のスウェーデンヒルズ付近を走行中に走行距離が30000kmを突破しました。ベルト類も35000kmまでには交換しなくては。
そういえば、先週医局で石狩浜(医局員はみんなこう呼んでいるが、正しくは銭函の浜)に、ジンギスカンをしにいったとき、砂丘でアルファにトラブルが発生しました。
というのも、ボクが砂浜をはしっていると、すでにジンギスカンの会場にやってきていた友人の4WDコロナを見つけて、慌ててその横にクルマを並べようとしたら、柔らかい砂にはまってスタックしてしまいました。もがいて、ホイールスピンすればするほど、車体は虚しく砂に沈んで行きます。で車載ロープを出して、友人に引いてもらおうとロープを探すが何故か、無くなっている。以前三菱リベロでスキーしに行ったかえりに、セブンイレブン駐車場でスタックして、先輩のパジェロに引っ張ってもらった以来の久々の使用かと思ったら、見あたらない。
引き上げられたあとの145。Alfaでは、砂浜は走らないようにしましょう。
やむなく、自分の師匠の先生から牽引ロープをお借りして(北海道のひとは、冬に備えてロープを持っていることが多い)友人の4WDコロナにロープで牽引してもらって事なきを得たが。
でも、シャーシの裏側まで、砂浜に埋もれてしまったので、錆が恐い。
ということで高圧洗車ガンにて入念に洗車しておきました。
2)エアクリーナボックスの蓋の部分を取り外す。
3)エアクリーナーボックス本体を止めているネジ(7mm)を緩め、ボディーから離しぐらぐらにする。
4)ジャッキアップし、リジットラック(ウマ)をかけて、左タイヤを外す。
5)左のタイヤハウス内側の泥除け(プラスティック製)をめくり、外す。(プラスティック製のピンで固定されている部分もあるが、無理矢理引っ張れば、取り外せる。ピンの再利用もOK)
6)エアクリーナーボックスと、蛇腹のパイプを分離します。そうすれば、
エアクリーナーボックスをタイヤハウスを経由して取り外すことができます。
なお、両者は、爪でかみ合っているので、ドライバーなどで、その爪をこじりながら、
ゆすぶって、徐々に外していきます。
7)リゾネータのステー金具とリゾネータ本体を分離する。リゾネーター本体を、揺すりながら、どこで、リゾネーターとボディーがジョイントされているかを、確認すると、ネジの在処がわかります。(ここで、リゾネータはぐらぐらになります。この段階では、ステー金具はボディー側に残っています。)
8)リゾネーター本体を2つに分割する。(大きな箱とやや小さな箱の2個が繋がった形になっている。2本の+ネジを外すと、分割出来ます。なお、分割しないと、フロントバンパー下部の狭い隙間から摘出することができません。)
リゾネーターの外し方
9)小さい箱のほうを先に、次に大きい箱を摘出します。
10)次に、リゾネーターを取り付ける金具をボディーから取り外す。
11)エアクリーナボックス本体、蓋部分、エアフィルターを車体にとりつける。
12)タイヤハウス内側の泥除けを元に戻す。
以上。
吸気音か勇ましくなるはず。走行インプレッションは、後日記載します。