つい最近廃校になった鹿島小学校校庭にて
夕張市・清水沢から、夕張川に沿ってシュウバロ湖、桂沢湖と結ぶ国道452号線という道路がある。この道路は、北炭の発電所(勿論廃墟だ)の脇をかすめ、かつて炭坑でにぎわった集落を結んでいる。
国道沿いには、炭坑列車の廃線跡が平行している。南部という集落では、炭坑列車が連結されたまま、草の覆い茂ったプラットフォームに停車した状態で放置されている。また、前から3両目の客車は、何らかのおおきな力によって、30度くらい転覆しかかっていた。
立入禁止となっている客車に乗り込むと、木の内装で、イスの背もたれは木製で無数の松ヤニ様の滴がぼつぼつと噴き出している。また、幼少の時に「ストーブ列車」として図鑑で見た石炭ストーブの形跡も見られた。
また、国道を桂沢湖方面に走ると、ある地点で突如、「集落区間制限速度」として50km/hに落とされる。ここは、鹿島という集落の跡で、人っ子一人居見あたらない。それもそのはず、そこから、数キロ下流(夕張川)にダムを建設し、そのまちは、沈むことになるとか。「北海道のまち」らしく、きちんと区画整理された道路に、ブルドーザーで、壊された木造家屋が目につく。大半の住宅は、その瓦礫が撤去されて更地となっているが、なかには潰されてそのままになっている家もある。そこからは、お風呂のタイルや冷蔵庫なども垣間みられる。そのなかで、石造りの建物、保険代理店や、酒屋の蔵などだけは、炭坑最盛期そのままの姿で残存している。市街地に張り巡らされる電線は、だらーんと垂れ下がったまま放置されている。勿論電気は通っていないのであろう。だだし、黒い木製の古い電柱の隣には、鉄製の電柱があり、そこには、(S59)の文字が。少なくとも、昭和59年にはまだ、この集落にも人が住んでいたということを示している。さらに、少し足を伸ばすと、廃墟となった集落を走る国道に、1本の歩道橋が架けられている。
北海道で国道に歩道橋が架けられているところには、たいてい小学校があるものであるが、やっぱり存在した、全校生徒0人の小学校が。
建物は、昭和40年代に建てられたと思われる、がっちりとした鉄筋コンクリート造り。建物の大きさから、生徒数は、1クラス50人が1学年あたり2〜3クラス。少なくとも500人の生徒がこの学校に通っていたのではなかろうか。校舎の正面玄関前には、「思い出ノート」というものがプラスティック製の衣装ケースに入れられて置いてある。校舎にたいする思い出を、ここを訪れたひとたちが、自由に書き込むというもの。
新しいダムが建設されるまえに、この集落は、完全に壊され瓦礫も撤去されるのであろう。
その校舎には、色褪せた「思い出永遠に」という横断幕が。
高度成長期、炭坑に湧いたそのまちは、路地には、人が行き交い、活気にみちあふれていたのだろう。炭坑では、事故災害も懸念されたのか、保険代理店が、まちの真ん中で営業している。その「お向かい」の酒屋は、仕事帰りの人たちが、一杯ひっかけている。
ここのまちを出ていった人たちは、変わり果てたこのまちをあとに、
どんな思いなのだろうか?
P.S.今後、この国道沿いをさらに調査する、廃墟街道のページをオープンさせる予定です!
6/7 オイル交換 走行24500km
最近、お猿145は、いわゆる「フリクション抜け」を感じる。つまるところ、走行距離がふえたことで、エンジンや、トランスミッションの内部抵抗が減り、各部が気持ちよく仕事してくれるようになったのである。
とくに、最近、走行22000kmを越えたあたりから、顕著に感じられる。そのこともあってか、前回のオイル交換から、6500kmも、走ってしまった。(オイル交換サイクルの自主規制は、5000kmとしている。)
今までなら、同じオイルで、4000kmも走れば、フィールの悪化が感じられ、もうそろそろオイル交換だなぁ、なんて体感的に気が付くものだったのに。
ま、ともかく、近所の「オートバックス札幌北47条店」に出向く。
いつものAgip Dino Sports10W-40(3980円/4L)にしようかな?、それともTOTALの10w-40のやつ(3980円/4L)もいいな!。と思って店内を見渡すと、なんと、MOMO CORSE10w-40がセールで3920円/Lで売っているではないか。ということで、早速それをオーダーした。オイルは、下抜きで4L丁度。ドレンプラグの増し締めは、ピットに潜り込まさせていただいて、自分で行った。(同店では、下抜きの場合、ドレンからのオイル滲み等の作業保証がきかないとのことなので。)なお今回は、エレメントは交換せず。
ということで、走行フィールはどうか?
まず、劇的にアイドリング時の振動が減り、噴け上がりが軽く、低速トルクも太った。フリクション抜けしたエンジンで、オイル交換をするとここまで良いか!というほど、ウルトラスムーズ。もちろん、ツインスパークエンジンとMOMOCORSEの相性もばっちりなのであろう。さらに、スロットルボディー&インジェクター清掃を行えば、もっと良いに違いない。近いうちに、北区篠路の「石黒ホーマー」の大駐車場のはじっこでスロットルボディー清掃をやろうかな!。
なお、オートバックスの店員の話によると、以前「オートファッション誌」で、モディファイNO.1に輝いた青メタリックの145の人もこのオートバックスを利用しているとのこと。
(付録)東京VS札幌燃費対決!
日本一渋滞が激しく、最も平均走行速度が遅いと思われる東京都内を拠点に活動するのと、日本一道路事情が良く、すいすい飛ばせる北海道を走り回るのでどのくらい燃費が違うものなのであろうか。
結果は、納車〜東京脱出、初の北海道で給油するまでの燃費が、結構、燃費を気遣って走って9.93km/l(走行距離16729km)であった。
なお、北海道に上陸してからの燃費は、12.78km/l(走行距離5676km)で、飛ばせるところでは、がんがん走っているにもかかわらず、東京時代比約29%の燃費向上になる。
さらに北海道内では、高速道路を走ることはほとんど無い*ので、高速道路代はかからない!ということで、ランニングコストは相当安いといえる。また、ガソリンの単価は、東京も札幌圏もあまり変わらないので、燃料消費量の違いが、ほぼガソリン代の違いに反映すると考えて良い。
ということで、この勝負北海道の勝ち!(当たり前か!!)
*一般道の流れが70(混雑、トラック)〜110km/h(空、普通のオヤジセダン)です。
(なお、80km/l位だと、片一車線でも追い抜かれます)
7/3に、同僚8人で積丹半島へ、ウニ丼ツアーをした。車両は、145と、パジェロディーゼルの2台。今回は、パジェロがはぐれてはいけないので、ゆっくり走った。
積丹町では、日本海の荒波に削られた、美しい岩が特徴である島武意海岸を散策。
昼食は、積丹町の漁師直営の店ででウニ丼(2500円)を食べる。採りたてのウニは、まるで生クリームのようで、口の中でふんわりとろける。
昼食後は、神威岬を歩く。遊歩道は、岬の尾根づたいに進み、左右両側に海を見下ろす。ここでも、厳しい気候により創りだされる岩壁は彫刻的である。
そのあと、さらに険しい海岸線を西海岸に進み、神恵内村で漁師のお祭りを発見!そこにおじゃまして、針の動いているウニ(300円)、生きているホタテ(150円)、そして極めつけがアワビ(600円)これがホントこりこりしていて美味しいんだべや。(北海道弁)
札幌への帰り道には、赤井川の山中牧場に寄り、取れたての牛乳を使ったアイスクリームを食べ、牛乳900mlを買い、帰宅した。しかしなぁ、何か旨いものを贅沢にたべたなぁ。で、破格で新鮮!北海道ならではのドライブを楽しんだ。
北海道に住むようになってから、145の燃費がすこぶる良くなったことを報告したが、この度、スロットルボディーの清掃を行った。この状態で、海岸線やワインディングを快適に飛ばして、燃費が13.9km/l(395kmをわずか28.5lで走った)をマーク。この分だと、満タンで700km走れるかも。
北海道内では、信号が少なく、2〜30分間ノンストップのことも少なくなく、確かに燃料を消費しないのも分かるが、145の場合、ちょっと飛ばし目、希に5速から4速にシフトダウンしたりしながら、70〜110km/h位で流しているときが最も燃費が良いようである。(それ以上の速度でクルージングしたことがないので、超高速域については、言及できない)
いっぽう、積丹半島方面などのろのろ走るクルマの多い地域でのドライブでは、停止する回数は少ないものの、50〜70km/h位しか出せず、こういった走りかたでは、せいぜい11.5km/l位しか達成できない。
ツインスパークはイタリア式に走ったときが最も燃費が良いのかな。
ところで、「RACロアアームバー」をアレーゼBUBU北海道手稲店に、注文しました。後日、インプレします。