お猿145145の写真徒然日記その7
      「その6・その5・その4・その3・その2・その1」  

99、1/15 スロットルボディー清掃14800km

リベロ
写っているのは、三菱の整備士「阿部ちゃん」とリベロターボGT

本日、私は、お猿の高校時代の友人で、三菱自動車のディーラでメカニックをしている「阿部ちゃん」の指導のもと、145のスロットルボディーの清掃を行った。彼は、HKSマフラーでスモークガラスの三菱リベロGTターボ4WDワゴン(以前私も「ノンターボのリベロ」に乗っていた!)で、ブローオフバルブを「プシュプシュ」いわせながら登場!余談だが、このリベロはめちゃ速かった、1速全開で4輪ホイールスピン!!をもかます。

で、話をもとにもどすと、方法は簡単、10分のあれば路上で出来ることである。
本日も民家の少ない都内の某所の路上で行った。作業途中、パトカーのお巡りさんが、不審そうにみていた、でも、「あ〜ぁ、あのアルファ、故障しちゃて不動車になってる!」とでも思われたことでしょう(笑)!

(作業手順)まず、エンジンを止め、エアクリーナボックスの蓋を外す。なお、エアクリーナボックスの蓋は、4本のネジで固定されています。2本は、エアクリーナーボックスの蓋の上、もう1本は、エアクリーナーボックスの前に、残る1本は、エアクリーナーボックスの後ろ側にあります。これら全て上向いているネジなので、外しやすいと思います。因みに工具サイズは「+の3号」です。さらに、エアクリーナボックスとスロットルボディーを連結しているパイプを、そのスロットルボディ側にある金属製のバンドを緩め、パイプを外す。このバンドは、ウオームギア構造になっていて、ネジを回すと緩んで簡単に外れる。

(エアクリーナボックスに付いている、+ネジを4本緩めるとエアクリーナーボックス

を開くことができる。写真中央にみえる真鍮色に光っているのが、

スロットルバルブ本体内の「バタフライ」です。)

すると、スロットルボディーの内部を見ることが出来る。スロットル本体のアクセルワイヤーを留めてある部位を押し下げると、スロットルボディー内部のバタフライ(スロットル開度を決定する蓋)が動くのが確認できる。そうしたら、アイドルスピードコントローラーのセンサー部位にテープ(何でもいい、だだし、粉の出ないもの)でめくら蓋をする。これは、このセンサーが清掃時にでる「ごみ」、「かす」が詰まって誤作動するのを避ける意味がある。(145の場合、このセンサーはスロットルボディーの上側にあります。)

準備ができたら、まずウエスにキャブレタークリーナーを付け、スロットルボディー本体内部と、バタフライのエアクリーナー側平滑面のカーボンを取り除く。(今回は、三菱純正のキャブクリーナーを使用)なお、走行距離に応じてそれなりの、ウエスの枚数が必要です。(私の場合2〜3枚使用した)

次に、バタフライが全開になった状態にして、バタフライの辺縁部と、スロットルボディー内部で、バタフライの辺縁部が接する部位、さらに、バタフライエンテークマニフォールド側の平滑面のカーボンを取り除く。14,000Km走行してきた「145サル号」では、黒いカーボンがべっとり付いていた。
一通り終わったら、金属部品をきれいにするクリーナー(三菱純正の金属用のパーツクリーナーを使用)で、仕上げ拭きをしておく。

最後にバタフライを全開にして、キャブレタークリーナーインテークマニフォールド内部に、数回スプレーしておく

次に、アイドルコントローラー部のテープを剥がし、エアクリーナボックスや、パイプ類を元通りにし、エンジンをかける。

一発目はまずきちんとエンジンはかからないでしょう。キャブクリーナという異物がインテークマニフォールドに入っているのだから。でも、めげずに、アクセルペダルを踏みながら、何度かクランキングすると、エンジンがかかる。そうしたら、何回かレーシングする。マフラーから、キャブクリーナの混ざった白煙が出てくる。その白煙が薄くなってきたら、レーシングは終了。暫くアイドリングし、排気ガスが白くなくなるのを待つ。これで全作業終了!
 

で、その後の走行フィールは、アクセルに対するエンジンの追従性が向上し、低速トルクの向上、また、エンジン音も、勇ましく太くなる。(ホントは、カーボン蓄積により悪化していたのが、元に戻っただけ!)で、これは、あたかも車体が200Kgくらい軽くなったような、と言うか、夏のあまり暑くない日に、ちょっとだけエアコンをOFFにして走行したときのような、すがすがしいエンジンフィールに似ている。これによって、クルマを走らせるという一連の操作がスムーズになったのは言うまでもない。

なお、「阿部ちゃん」によると、数カ月に一回、もしくは4〜5,000Km走行に一回程度、この作業をすると、ベストな状態が保てるとのことである。なお、二人でレーシング時の、ツインスパークエンジンの奏でる音にしびれてました。
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 99.1/19  アンダーコート塗装、燃費向上!  走行15200Km

先日、リフトアップした際に気付いた、シャーシの塗装が剥がれている部分に、錆止め処置をし、アンダーコートを塗装した。これからのシーズン、路面に凍結防止剤をばらまかれるので、錆の予防である。145はイタ車だし心配である。

友人宅で、シャーシの清掃と、塗装の剥がれのあるところにアンダーコートの塗装をした。

話が変わるが、先日スロットルボディーの清掃を行った効果が、もう既に体感できた。
ここ最近は、東京横浜間の市街地ばかりを走行しているが、首都高速等、高速道路を走らない市街地走行で10km/lを上回る低燃費(満タン法)をマーク!最近は、市街地では9Km/lを割ることも多かったので、大満足である!
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99、1/18 お猿145に久々のメカニカルトラブル発生!走行15500km

昨日、「145」で外出する際に運行前点検を行った。その際、ブレーキフルードのタンクに繋がっている2本のブレーキラインの状態を観察すると、1本は、きちんと差し込まれているのに対して、もう一本は、差し込みが甘くなって、外れそうになっていた。

イタリア車の信頼性を信用していない「お猿」は、いつも運行前点検を行っているのにも関わらず、今までその異変に気付かなかった理由は、そのブレーキラインの付け根の部分は、その前を走向している電線に張り付けられている「ラベル」みたいなものが、剥がれかかって、ちょうどその部分を隠していたからである。←やはり、見えないところの点検は疎かになりやすい!。

昨日に限って、そのラベルを「ぺろっ」とめくってみたら、その裏側では、このような事態になっていたということである。

重要保安部品のブレーキがトラブル!こんな恐い話は、放っておけないので、芝浦の「コーンズオート」にて修理してもらうことにした。

そういえば、「156」でも同じようなことが「構造上の欠陥」として見つかり、フィアットオートジャパンがクレーム処理をしているようだが。

その、ブレーキホースの外れかけていたことだが、1月25日の昼に芝浦のコーンズオートセールスに、修理を依頼したら、その日の夕方に出来上がっていた。なお、ホースの止め金(クランプ)が新品になっていた。

修理費用 1800円、+悪税



'99  2/4  145ジロジロ見られる。走行15600km

最近人間社会で流行している、「インフルエンザ」なるものに「お猿さん」もかかってしまい、10日ぶりに145を動かした。ちょっとバッテリが弱っていた。

それはともかく、国道254号線後楽園ドーム程近くを走行中、というより渋滞中。下校中の小学生の男の子が、不思議そうに145を見ている。男の子は、歩道から、ホイールはレンコンだの、窓は沢山分割されてる、前はへんな嘴が付いているだの、そうだ、後ろはどんな形してるのかな?なんていう具合にあっちをジロジロ、こっちをジロジロ。やはり145は目立つようである。しまいには、どんな人が乗ってるのか、車内をジロジロ。お猿さんは今日は、インフルエンザのため特大「マスク」してました。やっぱりその男の子にとってみれば、「変なクルマ」に「変な奴」が乗ってると思ったことでしょう。(笑)
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2/17 「お猿」スバルサンバーに乗る  走行16800km

在、「お猿」は、大学の卒業試験が無事終了し、就職に向けて引っ越しの準備をしている。今日は、レンタカー屋に145を預けてスバルサンバー(軽四輪トラック)を借り、それを使用し、従兄の使わなくなった生活用品をもらいに行った。

レンタカーに乗るのは、1年2ヶ月ぶりである。久しぶりのサンバーは、クラッチや、シフトレバーが軽すぎて、節度感がなく、どこでクラッチが繋がるのか、ギアが入るのか全然分からない!ボディー剛性なんてものは、全くない!ぎくしゃくしながら、荷物を運ぶ。レンタカーでアルバイトをしていた頃は、どんなクルマでもヒールアンドトーでビシバシ!走っていたのに。

しかし、サンバーをレンタカー会社に返す頃になると、勘を取り戻し、昔のように裏通りでかっ飛ばせた。なま暖かいときにエンジンがかかりにくい、キャブ仕様の660cc4気筒は、平均速度が20Km/hに満たない東京の昼間の街路(あるデータによると、平均16Km/hといわれている)では最高である。

こいつは、EFIではないのでフィールは最高だし、小排気量なのでよく回る。なにしろ、軽四輪は、絶対的なトルク/パワー不足なので、渋滞気味の道でも2速発進全開!も可能。裏路地でも、電光石火(←古い)シフトワークで、エンジンのパワーを余すことなく使うことが出来る。勿論交差点前の減速はヒールアンドトー!おまけに、視点が高く見晴らしもGood!まあ、そんな感じで、サンバーを楽しんできた。

引っ越しの準備も終わり、サンバーを返却し145に乗った。そのとき、まるで145がものずごい高性能車に感じられた。なにしろ、クラッチは重く、アクセルも硬い。ボディー剛性に関しては、通常国産車に乗っているひとが、初めてドイツ車に乗ったときに感じる「それ」のようにも感じられた。エンジンのトルクも厚い!エンジンを回さなくても走る!

しかし、高性能感に関して145がサンバートラックに唯一負ける点がある。それは、ブレーキの剛性感である。これだけはスバルサンバーの方がずっと常識的なフィールである。いっぽう、145のブレーキはあまりにふにゃふにゃである。これだけは、いただけない。145のブレーキを常識化するステンレスメッシュのブレーキラインが欲しい!。

ここは、Fiat Auto JapanのP.D.I.か?この先を読んでいくと分かります!

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2/19 145にのる初老の紳士を発見   走行16850km

先日、都内目黒通りを145で流していたら、左路肩に駐車していたロッソの145に乗り込もうとする我が父上と同じくらいの年令の男性が。スーツ姿の白髪まじりの紳士が駆る145、かっこいいですね!
歳をとってク○ウンや、マー○IIのオートマで楽するオヤジとは格が違う!

p.s.ここ数日、千葉県へ145で3回ドライブしている。寒い時期なので滑りどめを持っていない「お猿」は、暖かい地方へしか行けない!そのうち2回は大学の友人とで、1回目は鴨川など南房総へ、2回目は、犬吠崎。もう1回は、習志野の祖父宅へ。この時期、晴天の房総半島は気持ちいい!
いずれも燃費良好10〜13Km/lをマーク!



その8に続く
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