[作業手順]
1. 右前車輪のハブボルトを少しゆるめる。【19mmレンチ】

2. サイドブレーキを引き、左右前部をジャッキアップしてリジッドラックを掛ける。
【ジャッキ、リジッドラック】    ―  安全第一!

3. 右前車輪外す。【19mmレンチ】 steeringを右にいっぱい切る。
battery端子ケーブルをはずす。【10mm、8mmスパナ】 エンジンキーを抜く。
 
4. クランクプーリー前にあたるプラスチック・インナーフェンダーを外す。【8mmソケット】

5. ラジエータ・リザーブタンクを移動させる。上部ホースは外す(下部ホースは外す必
要ない)。  【7mm、10mmソケット】 − phase4では若干違う(移動の必要なし)。



6. エンジン上部カバーを外す。
【6mm6山スプラインビットソケット、トルクスビットでも可。】− ボルトの長さの違いを確認。

7. 点火プラグ部アセンブリーを金属プレートと共に外す。  【トルクスビットT25?】

8. 点火プラグ外す。【点火プラグ用レンチ】


9. カムカバーを外す。   【6mm6山スプラインビットソケット】 − ボルトの長さの違いを確認。

10. カムカバーのガスケットまわりのパッキング、ヘッド当たり面のパッキングを清掃。
    − パッキングのクズをヘッド上に落とさないこと!
では若干違う(液体パッキングは使っていない)。

カムとタペットの状態チェック出来ます(「お猿」注)



 
11. Mベルトの張りの強さを、指で押さえたところのたわみ量などで確認しておく。
−  記録。
      ついでにMベルトの状態を確認(クラックなど)。−phase4では若干違う(あらかじめMベルト上部プラスチックカバーを外しておく【5mmhexレンチ】)。

12. Mベルトテンショナー(だるま型)のスプリングハウジング(だるまの胴体)のセン
ターボルトを緩める。【15mmレンチ、寝板】

13. Mベルトテンショナー・アイドルプーリー(だるまの頭部)のセンターボルトにレン
チを掛け、反時計方向に強く回し(スプリングに抗してテンショナーを移動させ)ベ
ルトを緩める。 【15mmレンチ、寝板】
 

アイドルプーリーのセンターボルト15mm角は『逆ネジ』になっているので反時計
方向に回しても
      緩まない。しかし、バカ締めは厳禁!
作業イラストを見る pic3.jpg(図1参照)
 

14. 緩めた状態のままMベルトを外す。  【寝板】
−  Mベルトは位置あわせの必要ないが、回転の向きを確認。

15. センターボルトを抜いてMベルトテンショナーを外す。【15mmレンチ、寝板】

16. Mベルト・アイドルプーリーを外す。
【15mmアングル付きボックスレンチ、寝板】  −  ボルト頭が深いところにある。

17. クランクプーリー(最外殻Mベルト用)を外す。
【8mm6山スプラインビット・ソケット、プラスチックハンマー、寝板】
 



18. T、Bベルトupperカバー(プラスチック)を外す。(カバーは上下2分割。)
【 長い5mm hex L型レンチ、長さ70mmくらいの5mm hexL型レンチ、寝板】
−  ボルトの長さの違いを確認。ボルトは前面にもある。
− Phase4では若干違う(【短く切った5mm hex L型レンチ】)。

19. T、Bベルトlowerカバー(プラスチック)を外す。【長い5mm
hex L型レンチ、長さ70mmくらいの5mm hex L型レンチ、寝板】
−  lower,upper共締めボルト数本あり。ボルトの長さの違いを確認。
これで、B、Tベルトが露出。ベルトの状態を確認。
− Phase4では若干違う(共締めボルトは前端1本のみ)。

20. Tベルトの張り具合をたわみ量で確認。

21. カムシャフト・スプロケット2個を、工具1を2枚使用し相互に固定する。 【工具1】
−スプロケットの歯面を傷つけない様に注意!
工具1に合致する溝が着ていない時は、クランクシャフトを工具3で少し回しながら
合致する位置関係を探す。
作業イラストを見るpic3.jpg(図2参照)

工具(1)の使用法

 
22. Tベルトの歯(山)と2個のカムシャフト・スプロケットの歯(谷)、およびTベルト
とクランクシャフト・スプロケットに位置合わせマーク(pマーク)を入れる。
【白マーカー、エンピツ、けがき針など】
− マーキングは正確、かつ消えない様に! 必要なら歯数をメモする。
作業イラストを見るpic3.jpg(図3参照 ) −  重要!
 

23. クランクシャフト・スプロケットの回転位置をエンジンブロックにpマークする。
【 けがき針、寝板】
作業イラストを見るpic4.jpg(図4参照 )−  重要!

24. カムシャフト・スプロケット2個の側面にヘッド上面(ツラ)の位置でpマークする。
【けがき針】
作業イラストを見るpic4.jpg(図5参照) ―  重要!
 

25. Tベルトテンショナーの位置をエンジン本体にpマークする。【けがき針】
作業イラストを見るpic4.jpg(図6参照) ― 左上部にマークするのが後で見やすい。−  重要!
 

26. Bベルトの張りの強さを、指で押さえたところのたわみ量で確認しておく。
27.
Bベルトの歯(山)と2個のバランサーシャフト・スプロケットの歯(谷)、およびク
ランクシャフト・スプロケット(Bベルト用)の歯(谷)にpマークを入れる。
【白マー カー、エンピツ、けがき針など】
作業イラストを見るpic5.jpg(図7参照)− 重要!

ホイールハウスから、b-beltを眺めた図
 

28. バランサーシャフト・スプロケット2個(の側面についている「切りかきマーク」)
の回転位置をエンジンブロックにpマークする。【けがき針】
作業イラストを見るpic5.jpg(図8参照)  ―  重要!
 

 
29. Bベルトのアイドルプーりを裏側の10mm角ナットをゆるめて自由にし、Bベルト
を緩める。【10mmアングル付きボックスレンチ、寝板】
30. Bベルトを外す。【寝板】
31. Tベルトテンショナーのロックナットを緩めて、Tベルトを外す。【13mmレンチ】
32. Tベルトテンショナーを外す。【13mmレンチ】
 



33. 新Tベルトにpマークを入れる。
【白マーカー、エンピツなど】   −  マーキングは正確、かつ消えない様に! ―
重要!

白いスプロケットがt-beltのテンショナー
 

34. 新Tベルトテンショナーと新Tベルトを装着する。 【13mmレンチ、寝板】
−  ベルトの歯がすべてのスプロケットの歯にきれいに収まっていることを確認。
ベルト上のpマークが、全て元どうりにスプロケットのpマークと合っていることを
確認! ― 重要! 工具@に過剰な力がかからないように注意!
最後の部分のベルト乗せはカムシャフト・スプロケット上でやるのがやりやすい。若
干腕力が要る。ベルトを傷つけない様に注意!
竹ヘラのような、幅広、丈夫、ベルトに優しいものが有効かも。
35.
Tベルトテンショナーを移動させてTベルトを元どおりに張る。  【工具2】

工具の先端部をエンジン側の穴に挿し込み、工具のカム部をベルトテンショナーの金
具の立ち上がり部に当て、工具を反時計方向の回す。Tベルトテンショナーの位置が
元通りであることをpマークで確認したところでテンショナーをロック。
【13mmレンチ】  Tベルトの張りを確認。
作業イラストを見るpic4.jpg(図6参照)―重要!
 

36. 新Tベルトテンショナーと新Tベルトと2本のカムシャフトとクランクシャフトがす
べてもとどうりの位置関係であることを再確認。【寝板】  ― 重要!
 



37. 工具@2枚を外す。  【小ハンマー】
−  外した瞬間カムシャフトが回転しないことを確認。
 

38.
工具Bでクランクシャフトを時計方向に2〜4回転させ、2本のカムシャフトとクラ
ンクシャフトのpマークが正しい位置にあることを確認。 【工具B、寝板】  ― 重要!

39. Tベルトテンショナーを一旦緩めて、再度手順35.、36.を実行する。【13mmレ
ンチ、寝板】   ―  Tベルトの張りを確認。  − 重要!
 



40. Bベルトを元通りに組み付ける。

-pマークを正確に合わせる。バランサーシャフトは2本とも軽く回転することに注意。
張りは長太いマイナスドライバーかプライバーでアイドルプーリー中心部の突起を前
方に押すことで行う。(?正しい方法かどうか不明)。【長太いマイナスドライバー
かプライバー、寝板】 上下2人の作業がやりやすい。Bベルトの張りを確認。―重要!
 



41. ベルトlowerカバーを取り付ける。【5mm hex レンチ、寝板】
42. ベルトupperカバーを取り付ける。 【5mm hex
レンチ、寝板】  −
共締めボルトの穴あわせに注意。一旦、全ボルトを雌ネジに噛ませてから本締めする。
ボルトの長さに注意!
 

43. Mベルトアイドルプーリーを取り付ける。【15mmアングル付きボックスレンチ、寝板】
44. Mベルトテンショナーを仮止めする。【15mmレンチ、寝板】
45. クランクプーリー(Mベルト用)を取り付ける。【8mm6山スプラインビット、寝板】
46. Mベルトを取り付ける。【15mmレンチ、寝板】
− 少し腕力が要る。  張りはテンショナーのスプリングに任せる。回転の向きを確認。
47.
クランクシャフトを時計方向に数回転させたのち、Mベルトテンショナーを固定。
【工具B、15mmレンチ、寝板】  −  Mベルトの張りを確認。
           ―――――――――――――――――――――――
48. インナーフェンダーを取り付ける。【8mmレンチ】

49. カムカバーを取り付ける。【6mm6山スプラインビット】
− 液体パッキング塗布。できたら、ガスケットも交換したい。念のため、
液体パッキングが十分乾くまでエンジンを始動しないこと!
ボルトの締める順番に注意。中央部より螺旋状に外側へ。一度に強く締め込まないで
万遍なく数回に分けて徐々に締める。− Phase4では若干違う。

50. 点火プラグ部アセンブリー、プレートを取り付ける。
【トルクスT25?ビット】   −
プラグ、キャップ清掃。できたらプラグを交換。【点火プラグ用レンチ】

51. エンジン上部カバーを取り付ける。【6mm6山スプラインビット】

52. ラジエータ・リザーブタンクを取り付ける。【7、10mmレンチ】

53. 右前車輪を取り付ける。【19mmレンチ】

54. リジッドラックを外す。【ジャッキ】

55. 右前輪ハブボルトを締め付ける。battery端子ケーブルを接続する。【19mm
レンチ、10、8mmレンチ】

完了!!!!!
 
 
 
 

 



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