145のパッケージング 

助手席猛烈に広いナビシート
アルファ145の特徴に、パッケージングの良さがある。勿論スタイル重視になってしまった156(勿論、これが悪いというわけではありません。156は、スタイルを重視したこともあるようですが、より高い走行性能を求めて、低重心化を狙ったようです、なおそれでも156は、国産4.5メートルクラスの乗用車より健康的なパッケージングを持ってます)よりも、室内空間は広い。まあ、156じゃ比べものになりません。なにしろ145に乗り始めてから、友人の現行クラウンロイヤルサルーン2500ccの運転席に座って、「狭いなぁ!」と思わず言ってしまったほどだから。とにかく145はパッケージングの優れたフィアットティーポをベースにしているので、フロントシートなら、国産3ナンバーのセダンよりも広い。リアシートの空間もクラウンコンフォートではない「旧型のタクシークラウン」並みにあるかな。この広さの秘密はなんだろう。145の特徴であるナビシート前のグローブボックスを取り払った異様に広い膝回り。(写真参照)
 
 

エアコン等の操作系がシンプルな145のインパネ回り。国産車党の「おじさん」たちには「えらく、すっきりしてるね!」なんて言われる。因みにスピードメーターは260km/h、レッドゾーンは7000rpmだ!

また145の室内高は「三菱シャリオ」に迫る1230mmもある。全高1425mmのどこからそんな室内高を得たのだろうか?(床が深いです=つまり145は、シャコタンなのです)従って、フロントシートは、ほんと、シャリオに座るみたいなポジション。リアシートでも頭上空間はしっかりある。またフロントウインドーは、比較的突っ立ていて、なおかつフォワードキャビン。サイドからの絞り込み(ダンブル)も少ない。とにかく、助手席は、運転者がナビの爪先を直視出来るくらいの空間が設けてあり、気が狂いそうに広い。運転席はそれほどでもないが、ミニバンに近い空間をもっている。一度ディーラー等で確かめて下さい。この広さを。
実は、私が145の一番気に入っているのは、この広い居住空間なのです。エンジンもスタイルも足回りも大切だけど、乗っていて快適なのが一番。145はその点全てを満足させるクルマだと思います。

リアシート
フロントシートを最も後退させても、リアシートには充分スペースがあります
次にラッゲジスペースです。私は、時折、父親の手伝いで、父の会社にかなりの量の医薬品を、手押しのキャリアーとともに運ぶことがあります。145のラッゲジは、前乗っていた三菱リベロと比べて確実に狭いはずなのに、気になるほどでもありません。確かに145はハッチバックボディーなので、ステーションワゴンのリベロと比べれば、奥行きは知れたものです。しかし、145は強いウエッジシェイプを描いているので、ベルトラインから下の厚みがあり、トランクはかなり深いです。これらの荷物を、きちんとトノカバーの下に収納して、スマートに運搬が出来ます。
このように、ウチの145は、ドライブ以外にも、ライトバンとしても大活躍です。
こんな実用性のある、しかも広い居住空間をもったクルマなのだから、もっと売れて欲しいです。

必要充分な、ラッゲジルームを備えるアルファ145。整備用のつなぎを常備!

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